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WordPressはもう古い?Cloudflareで作るホームページとの違いを比較

「これからはWordPressではなくCloudflare」という話を聞くようになりました

ホームページ制作について調べていると

「WordPressはもう古い」

「これからはCloudflare」

「静的サイトの方が速くて安全」

といった意見を見かけることがあります。

TrusKiteでも、これまでWordPressを中心にホームページを制作してきましたが、今後の新規制作ではCloudflareを使った構成も積極的に検討しています。

ただし

WordPressをやめてCloudflareへ移れば、すべて解決する

という単純な話ではありません。

そもそもWordPressとCloudflareは、同じ種類の製品ではないからです。

今回は、中小企業のホームページを作る場合に、それぞれ何が違うのかを整理します。


WordPressは「ホームページを管理する仕組み」

WordPressはCMSと呼ばれる仕組みです。

管理画面へログインし

  • お知らせを書く
  • ブログを更新する
  • 写真を変更する
  • ページを編集する
  • 複数人でサイトを管理する

といったことができます。

WordPress公式でも、投稿や固定ページを簡単に作成でき、下書き、予約公開、リビジョン、ユーザー権限管理などの機能が用意されています。

つまりWordPressの大きな強みは

「ホームページを公開した後、自分たちで内容を管理しやすいこと」

です。

ブログや採用情報を頻繁に更新する会社では、今でも非常に便利な仕組みです。


CloudflareはWordPressの代わりになるCMSではありません

ここは少し分かりにくい部分です。

Cloudflareは、WordPressのように記事を書くためのCMSではありません。

HTML、CSS、JavaScriptなどで作ったサイトを高速に配信したり、Workersを利用して必要な処理を動かしたりするための基盤です。

例えば会社案内中心のホームページなら、完成したページを静的ファイルとして配置できます。

WordPressのように、ページを表示するたびにPHPやデータベースから内容を組み立てる必要がありません。

2026年8月現在、Cloudflareは新しい静的サイトやフルスタックアプリについて、Workers Static Assetsを利用する方法を推奨しています。

Cloudflare Pagesも引き続き利用できますが、新しい機能や最適化はWorkers側を中心に進められています。

この記事では、こうした構成をまとめて「Cloudflare構成」と呼びます。


Cloudflare構成の魅力は「必要なものだけで作れること」

会社案内を中心としたサイトの場合

  • トップページ
  • 会社案内
  • サービス
  • 採用情報
  • お問い合わせ

など、公開後に頻繁には変わらないページが中心になることがあります。

このようなサイトであれば、必ずしもWordPress本体やデータベースを常時動かす必要はありません。

静的なHTMLを中心に作れば

ホームページを表示するための構成そのものを小さくできます。

構成が小さくなることで

  • 表示を高速化しやすい
  • 管理対象を減らせる
  • PHPやMySQLを維持する必要がない
  • WordPress本体の更新が不要
  • WordPressテーマやプラグインに依存しない

といったメリットがあります。

「高機能にする」のではなく

必要のないものを持たない

という考え方です。


セキュリティではCloudflare構成が有利な場合があります

WordPressでは

  • WordPress本体
  • テーマ
  • プラグイン
  • PHP
  • データベース
  • 管理画面

など、複数の要素を管理します。

それぞれが必要な機能ですが、管理対象が増えれば、確認すべき場所も増えます。

静的サイトでは、これらの多くをそもそも持たない構成にできます。

そのため

WordPress固有の攻撃対象を減らせる

というメリットがあります。

ただし、Cloudflareなら絶対に安全という意味ではありません。

Workersへ書いたプログラムに問題がある。

GitHubなどの開発環境が侵害される。

Cloudflareアカウントが乗っ取られる。

外部ライブラリに脆弱性が見つかる。

問い合わせフォームの実装に問題がある。

こうしたリスクは残ります。

安全なのは「Cloudflareという名前」ではありません。

必要な構成を小さくし、適切に管理できることが重要です。


問い合わせフォームも作れます

静的サイトと聞くと

「問い合わせフォームは使えないのでは?」

と思うかもしれません。

CloudflareではWorkersなどを利用して、フォームから送られた内容を処理できます。

そのため

会社案内は静的に高速配信しながら

問い合わせ部分だけサーバー側の処理を使う

という構成も可能です。

ただしWordPressのContact Form 7のように、管理画面から簡単に設定する方式ではありません。

送信処理、SPAM対策、メール通知などを含めて、開発側で設計する必要があります。

ここはWordPressとは考え方が大きく違います。


WordPressが圧倒的に便利な場面もあります

では、これからWordPressを選ぶ意味はなくなるのでしょうか。

そうは考えていません。

例えば

  • 毎週ブログを書く
  • お知らせを頻繁に更新する
  • 採用情報を自社で変更する
  • スタッフ紹介を追加する
  • 複数人で記事を書く
  • Web担当者が管理画面から編集する

という会社なら、WordPressは非常に使いやすいです。

管理画面へ入り、文章を書いて公開する。

これはCMSとして長年磨かれてきたWordPressの強みです。

静的サイトでも同じことはできますが、そのためには別途CMSや更新の仕組みを設計する必要があります。

頻繁に自社更新するならWordPress。

これは今後も十分有力な選択肢です。


Cloudflare構成が向いているホームページ

一方、Cloudflare構成と相性が良いのは

  • 会社案内が中心
  • 更新頻度が低い
  • 更新作業は制作・保守側へ任せる
  • LPとして長期間同じ内容を掲載する
  • 高速・軽量なサイトにしたい
  • WordPressやプラグインの保守を減らしたい

というサイトです。

例えば

「年に数回しか内容を変えない企業サイトなのに、WordPress本体と複数のプラグインを毎月管理する」

という構成が本当に必要なのか。

ここは今後、見直す価値があると考えています。


比較すると、得意なことが違います

ここに「WordPressとCloudflareの比較表」画像を配置

WordPressは、公開後に利用者自身が内容を変更することを得意としています。

Cloudflareを使った静的・Workers構成は、必要な機能だけを持たせ、高速・軽量に公開することを得意としています。

どちらかが上というより

「誰が公開後のホームページを管理するのか」

によって選択肢が変わります。


TrusKiteでは、今後は両方を使い分けます

これまでTrusKiteでは、WordPressを利用したホームページを中心に制作してきました。

また、案件によっては市販テーマを使用せず、その会社専用のWordPressテーマを制作しています。

この方法をやめる予定はありません。

WordPressが適している案件では、今後もWordPressを使用します。

一方で

「会社案内中心で、更新はほとんどない」

「公開後の更新もTrusKiteへ任せたい」

というサイトであれば、今後はCloudflare Workers Static Assetsなどを利用した構成も選択肢に加えます。

大切なのは

最初からWordPressを使うと決めないこと。

同じように

新しいからCloudflareを使うと決めないこと。

会社の使い方から、必要な仕組みを決めます。


ホームページは、作り方より「公開した後」が大切です

ホームページ制作では、どうしても

「何で作るか」

へ注目しがちです。

WordPress。

Cloudflare。

静的サイト。

CMS。

どれも技術的な選択肢です。

しかし、お客様にとって大切なのは

ホームページが速く表示されること。

必要な情報が伝わること。

問い合わせできること。

必要なときに更新できること。

そして、安全に長く使えることです。

そのため

WordPressだから古い。

Cloudflareだから新しくて正しい。

という考え方ではなく

その会社に必要なホームページを、最も無理のない方法で作る。

これが一番大切だと考えています。

TrusKiteでは、制作だけでなく、ドメインや公開環境の準備から、公開後の更新・セキュリティ・保守まで含めて、その会社に合った構成を考えていきます。


※本記事でいう「Cloudflare構成」は、主にCloudflare Workers Static Assetsなどを利用した静的・サーバーレス型のホームページを想定しています。

※WordPress、Cloudflareともに、利用するだけで安全性が保証されるものではありません。

※サイトの更新頻度、必要な機能、運用体制によって適した構成は異なります。

※本記事は2026年8月時点の情報をもとに作成しています。