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WordPressで作られたサイトは危ない?「WordPressだから危険」とは言えない理由

WordPressで作られたサイトは危ない?「WordPressだから危険」とは言えない理由

「WordPressは危ない」と聞くことが増えました

ホームページについて調べていると

「WordPressは危険」

「もう古い」

「オワコンでは?」

といった言葉を目にすることがあります。

実際、WordPressに関する脆弱性や不正アクセスのニュースが出ることもあります。

そのため

「WordPressでホームページを作ること自体が危ないのでは?」

と不安になる方もいると思います。

ただ、私は少し違う見方をしています。

WordPressだから危険なのではなく、更新や管理をせずに使い続けることが危険です。

これはWordPressだけに限った話ではありません。


脆弱性が見つかることと「危険な製品」は同じではありません

Windowsにも、ブラウザーにも、スマートフォンにも、日々脆弱性が見つかります。

だからといって

「Windowsは危険だから使うべきではない」

とは通常考えません。

問題が見つかれば修正され、更新プログラムが提供される。

利用者側では、その更新を適切に適用する。

現在のソフトウェアは、その繰り返しによって安全性を維持しています。

WordPressも同じです。

2026年にもセキュリティ更新は継続して公開されており、重大な問題に対して緊急性の高い更新が提供された例もあります。

つまり

脆弱性が見つかったこと自体よりも、修正版があるのに更新せず放置すること

の方を問題として考える必要があります。


WordPressは今でも非常に多く使われています

「もう誰もWordPressを使っていない」という状況でもありません。

2026年8月現在でも、WordPressは世界のWebサイトの約4割で利用されているという調査があります。

CMSを使用しているサイトに限れば、過半数を占めています。

一方で、以前よりシェアが低下している傾向も見られます。

WixやShopifyなど、Webサイトを作る選択肢が増えたことも背景にあります。

だからこそ

WordPressが唯一の正解でもなければ、古いから使ってはいけないわけでもない。

サイトの目的や運用方法に合うかどうかで選ぶべきだと考えています。


本当に注意したいのは、WordPress本体だけではありません

WordPressサイトは、WordPress本体だけで動いているわけではありません。

一般的には

  • WordPress本体
  • テーマ
  • プラグイン
  • Webサーバー
  • PHPなどの実行環境
  • 管理者アカウント

などを組み合わせて動いています。

そのためWordPress本体だけを最新版にしていても、古いプラグインが残っていれば、そこが問題になる可能性があります。

更新が何年も止まったテーマ。

使っていないのに残しているプラグイン。

弱い管理者パスワード。

古いPHP。

バックアップのない環境。

こうしたものが重なるほど、リスクは大きくなります。

「WordPressを使っていること」ではなく「どのような構成で、どう管理しているか」が重要です。


プラグインを増やせば、管理するものも増える

WordPressの大きな魅力の一つが、プラグインです。

問い合わせフォーム。

SEO。

バックアップ。

画像最適化。

セキュリティ。

さまざまな機能を簡単に追加できます。

とても便利ですが、追加するほど管理対象も増えていきます。

必要だから入れるのか。

今も使っているのか。

更新は続いているのか。

同じ役割のプラグインが重複していないか。

定期的に確認することが大切です。

便利そうだから、とりあえず追加する。

この積み重ねは避けたいところです。


TrusKiteでは、テーマ自体を作ることがあります

TrusKiteのホームページ制作では、案件によって市販の有料(無料含め)テーマを使用せず、専用のWordPressテーマを制作します。

これは

「市販テーマは危険だから」

という理由ではありません。

市販テーマにも、長期間きちんと更新されている優れたものはたくさんあります。

オリジナルテーマを使用する理由の一つは

そのサイトに必要なものだけを実装できること

です。

既製テーマには、幅広い利用者へ対応するため、多くの機能が搭載されています。

専用テーマなら、その会社に必要のない機能まで抱える必要はありません。

そしてもう一つ、セキュリティ面でのメリットもあります。


自作テーマなら「外部テーマに依存するリスク」を減らせる

第三者が開発したテーマを利用する場合、そのテーマの更新や脆弱性対応は開発元にも依存します。

開発が終了する。

更新されなくなる。

脆弱性が発見される。

将来のWordPressと互換性がなくなる。

こうした可能性があります。

TrusKiteが専用テーマを制作することで

「第三者テーマ由来の脆弱性や更新停止」というリスク要因を一つ減らすことができます。

ただし、ここは誤解してはいけません。

自作テーマだから自動的に安全になるわけではありません。

自分たちで書いたコードにも、実装を間違えれば脆弱性は生まれます。

だからこそ

  • 不要な機能を持たせない
  • 入力値を適切に処理する
  • 権限を適切に確認する
  • WordPressの標準的な仕組みを利用する
  • WordPress更新後の動作を確認する
  • 必要に応じてコードを見直す

といった開発側の管理が必要です。

自作テーマの意味は

「安全を保証すること」ではなく「不要な依存先を減らし、自分たちで管理できる範囲を増やすこと」

だと考えています。


WordPressは「作って終わり」に向いていません

ここが一番伝えたいところです。

WordPressでホームページを作り

5年間、一度も管理画面を開かない。

WordPressも更新しない。

プラグインも更新しない。

バックアップも確認しない。

それでは、当然リスクは高くなります。

WordPressは公開後も管理することを前提としたCMSです。

最低限でも

  • WordPress本体の更新
  • テーマ・プラグインの更新
  • 不要なプラグインの削除
  • バックアップ
  • 管理者アカウントの保護
  • 定期的な動作確認

は続けていく必要があります。

車を購入して、一度も点検せずに乗り続けないのと少し似ています。


更新すればよい、だけでもありません

ただし

「更新ボタンを見つけたら全部押せばいい」

という話でもありません。

WordPress本体。

テーマ。

プラグイン。

PHP。

それぞれには互換性があります。

更新したことで表示が崩れたり、機能が正常に動かなくなったりする可能性もあります。

そのため、重要なサイトでは

バックアップを確認してから更新し、更新後にサイトが正常に動いているか確認する

ところまで含めて保守だと考えます。

問い合わせフォームが動いているか。

スマートフォン表示が崩れていないか。

管理画面に異常がないか。

更新そのものより、その後の確認も大切です。


「WordPressだから危険」という一言では判断できません

同じWordPressでも

何年も放置されたサイトと

定期的に更新・バックアップ・確認されているサイトでは、状態がまったく違います。

逆に、WordPressではないホームページでも、古いシステムを放置すれば安全とは言えません。

大切なのはCMSの名前だけを見ることではありません。

誰が管理するのか。

更新するのか。

バックアップがあるのか。

問題が起きたときに対応できるのか。

そこまで含めて考える必要があります。


TrusKiteでは、公開後のことまで考えて制作します

TrusKiteでは、WordPressサイトを公開して納品したら終わり、という考え方にはしていません。

制作時には、できるだけ不要な構成を増やさず、案件によっては専用テーマを制作します。

そして公開後も

  • WordPressの更新
  • テーマ・プラグインの確認
  • バックアップ
  • セキュリティ確認
  • 問い合わせフォームの確認
  • 不具合発生時の調査

など、継続した保守へつなげることができます。

WordPressを安全に使うために、特別な魔法があるわけではありません。

必要な対策を、一つずつ続けること。

それが一番大切です。


WordPressは危険なのではなく、管理が必要な仕組みです

WordPressには脆弱性が見つかることがあります。

プラグインにも、テーマにも問題が見つかることがあります。

そこだけを見れば

「WordPressは危険だ」

と思うのも無理はありません。

でも、それだけで判断するのは少し早いと思います。

問題が見つかれば更新する。

使っていないものは削除する。

アカウントを守る。

バックアップを残す。

定期的に状態を確認する。

しっかり管理すれば、WordPressは今でも十分に選択肢になるCMSです。

危険か、安全か。

二つに分けて考えるのではなく

「安全に使い続けるために、誰がどう管理するか」

そこまで含めてホームページを考えることが大切です。


※WordPressを利用すれば安全性が保証される、またはオリジナルテーマを利用すれば脆弱性がなくなるという意味ではありません。

※必要なセキュリティ対策は、サーバー環境、テーマ、プラグイン、サイトの用途などによって異なります。

※本記事は2026年8月時点の情報をもとに作成しています。